【投稿者:Yasuko先生】
音楽の「お稽古」と言われると、何となく幼稚園くらいから始めるものだと思っていませんか?
私自身の経験から感じたのは、子供にとって楽しいと思えるお稽古であれば、どんな種類でも何歳からでも、子供はどんどんと吸収していきます。
【0歳のリトミック】も、立派な音楽の「お稽古」。
では実際に、0歳児に音楽のお稽古をすることで、どんな効果が得られるのでしょうか。
今回は、私の実体験に基づいて書いてみたいと思います。
【0歳のリトミック】、対象は子供だけじゃない?
【0歳からのリトミック】と言えば、「講師が0歳の子供を対象にレッスン」と考えがちになります。
ですが、その「子供」ってまだ0歳(笑)。
子供って言うより、「赤ちゃん」ですよね。
なので、講師がレッスンを行う上で対象とするのは0歳児だけではなく、「親+子」という「親子」が対象になります。
ではなぜ子供だけではなく、「親子」が対象となるのでしょうか?
それは、いつもの育児に追われる「家庭の時間」とは別に、リトミックレッスンをしている間は「親子だけの特別な時間」になります。
レッスンの中で親子の触れ合いはもちろんのこと、このリトミックレッスンを通して保護者のリラックスにも繋がるのです。
お友達ができたら、育児の相談や我が子とお友達との違いも発見できます。
個性が見えてくる瞬間ですね!
第1子ができても核家族世帯ならば、パパが仕事に行っている間、殆どのママは孤独を感じていると思います。
♪おっぱい飲んで 寝んねして 抱っこして おんぶして また明日♪
引用:童謡「げんこつ山のたぬきさん」より
という歌があるように、アッという間に1日が過ぎ、気がつくと
という虚無感に襲われます。
実際の私はこうでした……。
生後3ヶ月まで
私の体験だと……。
生後1〜2ヶ月の間は、
泣く → 授乳 → ほとんど抱っこ状態での寝かしつけ → ベビーベッドに寝かせる → 泣く → (以下略)
の繰り返しでした。
洗濯や掃除、洗い物などのほんの僅かな隙間時間で、世の中の「ママ」は頑張っています。
自分の趣味に費やす時間がある人は、そうそういないと思います。
私の場合、隙があれば寝ていました。
授乳のあと、そのまま抱っこで寝落ちしている時もありました……。
2人以上子供が居る方ならわかるかと思いますが、1人目ってなぜか神経質になってしまうんですよね(苦笑)。
その1人目がやっと寝入った時。
物音を立てないように、細心の注意を払って生活していました。
当然、ものすごく気疲れします。
家の前を救急車が走れば、
という気持ちでいっぱいでした(汗)。
ところが、クラシック音楽のCDをかけていると、子供が落ち着いて寝る事が判明したのです!
大きな音が急に出たりする曲ではなく、あくまでもリラックスできそうな曲ですよ。
たとえば……、弦楽器だけのCDならそこまで急に大きな音がしません。
この発見をしてから、常に何か音楽をかけるようになりました。
これが、第1子の生後1〜3ヶ月ぐらいまでの生活です。
生後3ヶ月を過ぎてからは
添い乳なるワザを助産師さんから習得したので、この頃からママと同じ布団で添い寝をしました。
するとあら不思議!
ぐっすり寝てくれるようになりました。
赤ちゃんをつぶさないように自分の体を支えながらでも眠れる日々であることに、幸せを感じずにはいられませんでした。
この頃からリトミック教室に通い始めることになるのですが、音楽に聞き耳を立てているように見えたり、聞こえてくる方向を向いたりするなどの反応を少しずつ見せるようになってきました。
反応があると、やっぱり嬉しいんですよね!
色々なジャンルの音を聴かせてあげたくて、YouTubeで色々と検索しました。
- 赤ちゃん
- 寝かしつけ
- オルゴール
これらの検索ワードで見つけた曲では、全く寝てくれませんでした……。
ママが眠くなるだけ!
オルゴールの音色には、心が癒やされましたけどねぇ〜。
第2子ができたら、心にも余裕が生まれました。
閑話休題。
【0歳からのリトミック】、実際に自分の子供を通わせみて気づいたのは、日頃の積み重ねが本当に大切だということでした。
第2子に至っては常に上の子がうるさいので、「眠い時に寝る! 起きる時は起きる!」とハッキリしていました。
生後2ヶ月頃まで夜通し泣くという行為は、上の子と変わりませんでしたけどね(汗)。
でも、2人の子供を育児してきて言えることは、静かであろうがなかろうが、環境に慣れてしまえば子供って眠い時には寝ます!(笑)
どちらにせよ寝てくれるのであれば、CDを流していた方が一石二鳥ですよね。
というわけで、朝の9時からお昼3時くらいまでは常に音楽を流していました。
その成果もあったのか、発語がまだの時期でも急に身体でリズムを取ったり歌おうとしたりするようになりました。
下の子が産まれてからは、英語の教材も導入しています。
上の子は既に「ABCの歌」を少し歌えるようになっています。
下の子は現在1歳5ヶ月ですが、「ABCの歌」が流れると途端にジャンプしそうな勢いの屈伸運動をしながら、身体全体でリズムを感じています。
お教室で習った手遊びも、日常に取り入れています。
知っている手遊びをするとすごく喜んで、1歳を過ぎた辺りから、下の子なんか手をグーパーしては手遊びを催促してきます。
まとめ
音楽も英語も、そして私たちの母国語である日本語も(笑)、スタート時期に早いなんて無いなと思っています。
むしろ、自分の意志で「やりたい!」と言い出すまでの時間が勿体ない……。
リトミック教室で得たアイディアをもとに、家でも親の工夫次第でたくさんのことを吸収できる環境作りが大事だなと感じています。